NACK5系列で放送されていた「椎名へきるのSHINE IN NAKED」にて放送された
ラジオドラマをCDにしたものです。
ラジオでは放送されなかった「スペシャルオーダー」も収録されています。
主なキャストは、アルファ:椎名へきる、ココネ:中川亜紀子、
おじさん:寺島幹夫、タカヒロ:陶山章央、アヤセ:森川智之といったところであり、
音楽はGONTITIです。
私の感想としては、アルファさんと椎名さんの声という組み合わせには
最初はかなり違和感を感じたです。
私のイメージではもう少し大人っぽい、落ち着いた、
それでいて多少のボケも入った感じだったのですが。
最近は慣れたのか、まぁあっていると思えるようになってきたのですが。
これに対し、ココネさんと中川さんの組み合わせは、非常に評価が高いようです。
これをきっかけにココネさんに萌え〜となっている人がかなりいるようです。
はっきり言って、音声だけで「買い出し」のイメージを表現しようとしたことに
ムリがあったように思われ、全体に表現のくどさを感じます。
芦奈野さんがおっしゃっておられるように、ストーリーを追うと言うよりは、
もっとイメージ重視の方が良かったかもしれません。
むしろ、音声だけでストーリーを解らせるという事を放棄するくらいの大胆さが
あってもよかったような気もします。
- ヨコハマ買い出し紀行(SRCL3456,1996.2.1発売)
- 月琴を抱え、店のテラスの柵に座るアルファさんがジャケットです。
単行本の1巻に相当する、「ヨコハマ買い出し紀行」から「午前2/2」が
収録されています。
私が個人的に好きな箇所である
第0話のオーナーからのメッセージ、
第1話でのメッセージを眺めるアルファさん、
そして原作の第3話での前半部分(アルファさんの寝起き、
「でーぽっぽ」が鳴くなか中性洗剤で口をゆすぐところ、
そして窓を蹴り壊してしまうところまで)が
バッサリと削除されているのは、かなり不満です。
GONTITIの音楽は、なかなかイメージに合っていてよいです。
- ヨコハマ買い出し紀行2(SRCL3774,1997.3.21発売)
- ジャケットは草原に座り込むアルファさんとココネさんです。
単行本では第2巻から第3巻に掲載されている
「午後1/1」から「古都ムサシノ」が収録されています
(ただし「砂の浜」「砂の道」はなし)。
冊子の4コマ「スヤマさんにドーナッツもらった日」の
椎名さんと中川さんの似顔絵は雰囲気が出ていて好きです。
「プロテイン」の「キィーン」という感じの音は、
原作の「じんじん」に比べてかなり痛そうです。
やはり、前作と同様、表現がくど目なことは否めません。
「椎名へきるのHoly Shine In Naked」は1997年3月限りで終了してしまったため、
この続きのCDドラマが発売されることはまず無いものと思われます。
し・か・し…、
ポストカード・ブック「ヨコハマ買い出し紀行」
(ISBN4-06-330041-2,1997.9.26発売)
芦奈野氏初のイラスト集です。
税別880円、オールカラー32枚入り、サイズはB6です。
厚紙で、130円分の切手を貼れば投函可能な物ですが、
大きく開くと綴じてある箇所が壊れてしまいそうでちょっち恐いです(^^;
基本的に原作のカラーページ、単行本のカバー、
CDのジャケットのイラストを収録していますが、
アフタヌーンに掲載された「ヨコハマ地図」や原作に色を加えたもの、
などなども収録されています。
個人的には表紙のキーホルダーが金属製ではなく第28話のような木製であったら
もっと良かったのになぁと思うのですが。
背表紙の「MAX COFFEE」は千葉と茨城でしか売っていないという
伝説の缶コーヒーです。
とにかく甘ったるいのが特徴です。
実際に飲んでみたところ確かに甘ったるく、コーヒーの味がほとんどしませんでした。
OVA
この5月からヨコハマのOVAが発売されています。
監督は安濃高志、キャラクターデザイン・作画監督は山形厚史であり、
キャストはラジオ/CDドラマと同様です。
また、音楽もCDドラマと同様にゴンチチです。
CDドラマと同じくSMEよりVCT及びLDにて30分ものの全4巻が発売予定です。
また、サウンドトラックも発売されました。
- 第1巻(SRLM5628,1998.5.21発売)
- 原作の第7、8、9、12話に相当する
「午前2/2」「午後1/1」「ナビ」が収録されています。
オープニングは第0話と第33話の合成?であり、エンディングは第30話です。
作中の一部のシーンが端折られているなど若干不満な点は残るものの、
独特の間と人物の動き(特にココネさんの髪)が素晴らしく、
CDとは違ってヨコハマの世界を十分に表現できていると思われます。
お勧めです。
- 第2巻(SRLM5643,1998.12.2発売)
- 「雨とその後」「風に吹かれて」「ヨコスカ巡航」が収録されています。
「風に吹かれて」は原作には無いオリジナルです。
かなり待たされてのリリースとなりましたが、
個人的にはオリジナルストーリーの「風に吹かれて」がお勧めです。
何も起きない話なのですが、ゆったりとした時の流れを感じさせ、
オリジナルであるにも関わらず原作の魅力を全く損なっていません。
- サウンドトラック「YOKOHAMA KAIDASHI KIKOU BEST SOUND TRACKS」
(SRCL4319,1998.7.1発売)
- ゴンチチプロデュースのOVAのサウンドトラックです。
作中で用いられた音楽のほか、原作や単行本4巻の「即興曲」を基にした
モノローグ等があります。