各話解説(単行本第1巻収録分)
1巻
2巻
3巻
4巻
5巻
未収録
- 表紙
- スクーターとアルファさん。
- 第0話「ヨコハマ買い出し紀行」
- あらすじ:アルファさんは横浜へ買い出しに行きますが、その間に…。
ヨコハマ買い出し紀行の原点です。
アフタヌーン1994年6月号に読み切りとして掲載されたため、
この1話だけで完結した物語となっています。
この物語においてアルファさんがロボットであるということの意味は、
時間的な感覚が希薄であるということがあると思われます。
しかし、アルファさんが外出している間にオーナーが来るとは、
アルファさんも運が悪いと言う他無いです。
- 第1話「鋼の香る夜」
- あらすじ:アルファさんの宝物と、趣味。
扉の次のページの俯瞰が素敵です。
オーナーからの手紙、と言うよりはメモをわざわざガラスの額に挟んでから
眺めるという当たりがアルファさんのオーナーへの想いを感じさせます。
のんびりとしているようではありますが、
案外、この世界は治安が悪いのかも知れないです。
この作品においては、この後も電柱の存在が妙に強調されています。
- 第2話「入江のミサゴ」
- あらすじ:雨に降られたタカヒロ。それを助けたのは…。
ミサゴは何者だか良く解りませんが、不思議な人です。
親・兄弟はいるのでしょうか?
なぜ、タカヒロをあたためようと考えたのでしょうか?
この話においてはアルファさんは珍しく膝上のスカートをはいています。
- 第3話「しましまのごろごろ」
- あらすじ:おじさんがアルファに大量のスイカを押しつけます。
個人的に好きな話の一つです。
アルファさんの目覚めの一杯は何なのでしょうか。
少なくともレモンが入ってはいるようですが。
次に、中性洗剤で口をゆすぐ所は、
アルファさんが人間で無いという事を実感させられます。
また、窓が開かなかったがために蹴飛ばして壊してしまうとは、
アルファさんは意外にがさつな所があるようです。
トラクターの音が「スポキスポキ」なのはよくわかりません。
最後に、スイカにリボンを付けてみようなどと考える
アルファさんと作者のセンスには、
とてもとても私の乏しい想像力では考え付きません。
リボンを付けたスイカは、なんかかわいいものです。
- 第4話「雨とその後」
- あらすじ:アルファさんは雷に撃たれてしまいます。
雷に打たれても故障しないあたり、アルファタイプはかなり丈夫です。
ガソリン、野菜、医療費などをツケにしている当たり、
この登場人物達の経済感覚はかなり大雑把なようです。
- 第5話「エンドレス町内会」
- あらすじ:アルファさんは全快祝いに町内会に招かれます。
間が酒に酔う理屈からすると、
ロボットであるアルファさんがお酒に酔ってしまう理由は無いような気はしますが、
恐らくはそのように組まれているのでしょうか。
「飲むのは強くないんですよ」という言葉を飲めると解釈する当たり、
町内会の人達は危険です。
この言葉を聞くまでは、
アルファさんがお酒を飲むと故障してしまうとでも思っていたのでしょうか。
- 第6話「プレ寝正月」
- あらすじ:アルファさんとタカヒロは初日を見に行きます。
アルファさんが作った飾りのセンスはちょっと変わっています。
先になぜか鈴が付いている辺りが何とも。
ススキと正月という組み合わせは。かなり不思議に感じられます。
この後は寝正月だったのでしょうね。
- 第7話「午前2/2」
- あらすじ:アルファさんへ突然の届け物です。
第三京浜線の車両はずいぶん車体長が短いように見受けられます。
色はレモンイエローであるとのことです。
この電車のデザインはなんか可愛く、私は好きです。
また、ココネさんが歩いている廃線跡のような所は、
京浜急行といったところでしょうか。
鉄としては気になるところです。
ココネさんは背中に鉄砲を携帯しています。
また、アルファさんも母屋のベルが鳴った時、宝物の鉄砲を後ろに挿しています。
やはり、この世界は以外に治安が悪いのでしょうか。
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