Yokohama Kaidashi Kikou Dictionary
ヨコハマ買い出し紀行 用語辞典
1998.12.13
「ヨコハマ買い出し紀行」に登場する用語の辞典です。
私の独断と偏見で選んであります。
順番は当然、五十音順です。
また、人物に関する説明は最小限とし、「登場人物紹介」に譲ってあります。
なお、(#n)は第n話を、(m-Pn)は単行本m巻nページを指します。
あ行
か行
さ行
た行
な行
は行
ま行
や行
ら行
わ行
- 芦奈野ひとし
- 「ヨコハマ買い出し紀行」の作者。
1963年三浦半島の出身であり、現在は武蔵野に在住しています。
学生の頃はブラバンに所属していたようです。
- アヤセ
- 飛ぶ魚カマスを操る男性。
人物紹介「アヤセ」へ
- ありゃま!
- アルファが驚いた時に口にする言葉。
「ありゃ!」の場合もあり。
- アルファ
- この物語の主人公である女性型ロボット
人物紹介「初瀬野アルファ」へ
- アルファー
- ターポンに乗り込むアルファタイプの女性。
人物紹介「アルファー」へ
- アルファ型
- アルファ、ココネ達ロボットの総称。
A1M1以降が存在し、最新バージョン(?)はココネさんらA7M3?
現在のところ女性しか登場していないものの、男性型も存在する模様。
A7M2型の製作台数は3体であるが、他の機種の製作台数は不明。
- イヤリング
- アルファ、ココネ、アルファー、丸子は、
同じ形(雫形)をしたイヤリングをしています。
アルファさんのイヤリングは赤、
ココネさんのは青色です。
他の人の物の色は不明です。
- A7M2
- アルファ型の量産試作機の形式。
3体製作され、このうちのひとりがアルファである。
(#28)
- A7M3
- アルファタイプの普及型の形式。
ココネがこれにあたる。
- オーナー
- アルファのオーナー。
本編にはまだ登場していない。
人物紹介「オーナー」へ
- おさかな
-
アルファさんは魚を食べることが出来ないにも関わらずおさかなは好きであり、
エプロン、看板等に魚の絵がついていることがよくあります。
また、彼女が作るキーホルダー等の小物類には、
おさかなの形をした物がよくあります。
また、店がヒマである時には「All New! 魚貝の図鑑」を眺めていたりもします
(#7)。
- おじさん
- ガソリンスタンドのおじさん。
人物紹介「おじさん」へ
- 街灯
- 水没した街から顔を出し、水面を照らす街灯。
直して点灯させている人がいる模様。
(#22,#48)
- 風見魚
- カフェ アルファのテラスに付いている、おさかなの形をした風見鳥(?)。
口にプロペラが付いている。
第32話でアルファさんが壊してしまう。
- 霞ヶ浦バス
- 第40話でアヤセが滞泊しているバス停の
会社の名前。
バス停の名前は「元桟橋」。
この時代においてもバスが運行されているかどうかは不明。
- カタクリ
- ココネさんの帽子、キーホルダー、水着、マグカップには
カタクリの花をデザインしたと思われる同一のマークが付いています。
彼女のお気に入りのブランド、ないしは、彼女が自分で付けたものと思われます。
アルファさんの部屋のマグカップににも同様のマークがついています
(#41)。
ココネさんのお土産なのでしょうか?
それともやっぱりブランドのマーク?
- カフェ アルファ
- アルファが営む、西の岬にあるコーヒー屋。
えらく不便な所にあり、客はめったに来ない。
外観は「昔の米軍住宅風白ペンキの家を改造した店
(#30)」とされています。
波の音が聞こえる程に海に近い所です。
- カマス
- アヤセが操る魚。
魚であるにも関わらず外が好きであるらしく、空を飛ぶ。
アヤセはこれで魚を捕まえたりして宿代の足しにしているらしい。
目にはゴーグルを当てている。
普段はアヤセの鞄の中に収まっており、顔だけ覗かせています。
霞ヶ浦には同類がたくさんいるようです。
- カメラ
- オーナーがアルファに送ってきたプレゼント。
このときのムサシノ運送の配達員がココネであった。
レンズの部分にはアルファタイプの目に近いモノを使っており、瞳の色は青。
ボディは白。
また、附属のコードを接続し反対のはじっこの玉をアルファタイプがくわえると、
カメラの見ている絵を見ることが出来る。
後頭部などを直接見ることが出来、なかなか便利。
このため、ファインダーは無い。
現像もしくはプリントアウトしたり画面等に出力したりする機能は
現在のところアルファさんの手元には無い。
そのような事が出来るのかも不明。
現状では撮影した写真を鑑賞する唯一の方法はケーブルをくわえる事であるので、
ロボット以外には見れない。(#41)
外に持ち歩く際には鉄砲用に作った腰に付けるバッグに入れて持ち運ぶ。
(#12)
- 北の大崩れ
- 「海面上を来た風がぶちあたっていく所」。
アルファの店から20kmほどの所にある。
アルファさんがカメラを手に撮影に出掛けた時、
撮ってやろうと心に決めつつ撮らなかった場所であり
(#12)、
アルファさんとアヤセとが最初に出逢った場所でもある
(#19)。
- 北の町
- アルファが1番はじめのころオーナーにつれてってもらったところ
(#22)。
アルファはここで偶然、先生と会う。
第48話でも
アルファはここから夕闇へと向かう下を見下ろしている。
- 牛乳
- アルファは動物性蛋白質が苦手であるので、牛乳はごく微量しか飲めない。
しかし牛乳の味そのものは好きな模様。
カフェアルファの標準は「FULYA MILK]である。
- 月琴
- オーナーの趣味であった楽器であり、アルファも演奏します。
以前は人前で弾くことは無かったが、
第1話以降、人前でも弾くようになった。
単行本第4巻P35にこの楽器に関する解説があります。
アルファさんの月琴は比較的シンプルな作りであり、
本体とピック(?)とが紐で継っています。
- 月餅
- アルファがココネの家を訪れた時のお土産。
実際に横浜で売っているものらしい。(#35)
- ココネ
- ムサシノに住むアルファの友達。
人物紹介「ココネ」へ
- 個人的イベント
- 第20話で
アヤセがアルファに対しターポンを見るということを指して用いた言葉。
- ジカ
- アルファタイプ同志で舌同志を接触させることにより
メッセージを伝達する方法。
伝達する内容は映像から感覚まで可能であるらしい。
- スクーター
- アルファさんの乗物。
彼女のスクーターは黄色です。
また、ココネもアルファに影響されてかスクーターを購入します
(#16)。
こちらは電動であり、色はピンクです。
いずれのスクーターにもナンバープレートは付いていません。
この辺りにこの世界のあまり表に出ない無法性・無秩序性が表れています。
また、アルファさんもココネさんも乗る時はノーヘルです。
ロボットだから良いのでしょうか?
- 先生
- アルファが雷に打たれた時、直してくれた女医。
人物紹介「先生」へ
- 先生のマーク
- 先生のペンダント、アルファー室長のペンダント、
先生のバイクに入れられているマーク。
そのいわれは第53話にあります。
- そば茶
- アルファがココネの家を訪れた時にココネが出した飲み物。
実在するらしい。(#35)
- ターポン
- もう降りられないという、巨大な飛行機。
アルファーらがこれに乗り込んでいる。
その飛行目的、その他、一切不明です。
- 第三京浜線
- 等々力と保土ヶ谷とも間を結ぶ路面電車。
ココネが最初にアルファの家を訪れた時、これに乗ってきた。
車体の色はレモンイエローであるとされていたが、
OVAではモスグリーンとなっている。
- 鷹津ココネ
- ココネの本名。
人物紹介「ココネ」へ
- タカヒロ
- アルファの店によく遊びに来る少年。
人物紹介「タカヒロ」へ
- 町内会
- 家、ないしは花火大会のようなイベント会場に集まり、一晩中飲み明かす飲み会。
- 辻の茶
- 環八名物なのかそれとも単に店の名前なのでしょうか?
この店のマグカップには二人の人の顔が描かれています。
(#34)
ほかに「環八もなか」もある模様。
- でーぽっぽ
- 山鳩のこと。
「どーどー ぼっぽぽー」と鳴いている。
(1-P66,#44)
- 鉄砲
- この物語の世界は案外治安が悪いのか、
アルファさんもココネさんも鉄砲を携帯しています。
アルファさんはオーナーからのプレゼントであるという鉄砲を持っています
(#1)。
彼女の宝物の一つです。
通常はタマを入れていないようです。
- 電柱
- 作者である芦奈野ひとしさんは電柱が好きであるらしく、
「ヨコハマ買い出し紀行」においては電柱の存在が妙に強調されています。
海からはぽつぽつと電柱が顔をのぞかせていたり、
アルファさんが電柱の上に座って月琴を弾くというシーンも存在します
(1-P40)。
- 動物性タンパク質
- アルファさんは動物性タンパク質を口にすると具合が悪くなるため、
肉、魚、卵、牛乳等を食べることが出来ません(ただしごく微量であれば可)。
これに対し、ココネさんは大丈夫なようです。
アルファさんは本気で慣らしてみようとコーヒー牛乳に挑戦しますが、
その結果は…(#11)。
- トラクター
- おじさんが時々乗っている(#3,
#41)。
走行音は「スポキスポキ…」である。
- 西の岬
- カフェ アルファがあるところ。
- 初瀬野アルファ
- アルファの本名。初瀬野はオーナーの姓。
人物紹介「アルファ」へ
- ひょうちゃん
- 第40話に登場する陶器製の醤油入れ。
崎陽軒の特製シウマイに同様の醤油入れが付属しており、
「ひょうちゃん」という名前であるようです。
80種類存在するとの事。
「こいつの方がすごいよ!」というのはレア物という意味でしょうか?
- フナムシ
- たくさん集めて一気に海にぶちまけるとへろへろと泳ぐ。
ただ、それだけ。
タカヒロがマッキにこれを教えたらしい。
- MAX COFFEE
- 「ポストカードブック」裏表紙に描かれているコーヒー。
第33話でアルファが飲んでいるのも
これであるとされている(NEW MAX COFFEE?)。
実在する。
利根コカコーラボトリングが製造しており、千葉および茨城のみで入手可能。
裏表紙の絵と現物とは異なっており、
現在は「GEOGIA MAX COFFEE」と実物の缶には書かれている。
とにかく甘い事で有名で、甘党のアルファさんにはぴったり?
- マッキ
- タカヒロの親戚であると思われる少女。
人物紹介「マッキ」へ
- みかん茶
- おじさんがスタンドで時々飲んでいる、350mlの缶入りの飲料
(#25)。
- ミサゴ
- 小網代に住む不思議なひと。
人物紹介「ミサゴ」へ
- 鶚(みさご)
- 先生が東京湾を渡る実験の時に乗り組んだ実験艇
(#28)。
船体はまっ黄色。
最高速度は600km/h超であるが、燃料もエンジンも5分しかもたない。
先生達は同様の高速度実験を数回したものと思われる。
(#37
- 水神さま
- さいたまのくににある神様。
人物紹介「水神さま」へ
- ムサシノ
- ココネが住む所。
現在の世田谷の辺りにあたるらしい。
アルファが住む所からは「外国」であるとされている。
- ムサシノ運送
- ココネ、シバちゃんが勤める会社。
- メイポロ
- そういう木の汁のお湯割り(2-P5)。
カフェ アルファのメニューのひとつ。
タカヒロが好む。
- メニュー
- 「カフェ アルファ」のメニューは
「品数少ないけど(2-P4)」とされていますが、
現在「ブレンド」「メイポロ」「カフェオレ」の存在が確認されています。
- 元桟橋
- 第40話でアヤセが滞泊しているバス停の名前。
会社名は「霞ヶ浦バス」。
土浦行きのバスが運行されている(た)模様。
この時代においてもバスが運行されているかどうかは不明。
- 夕凪の時代
- のちに、この物語の世界は「夕凪の時代」と呼ばれます。
てろてろの時間です。
- 湯気
- 嬉しい時、恥ずかしい時、興奮している時等にあたまから立ちのぼっています。
- 横浜
- 水位が上昇したため、もともとの横浜は海の下に沈んでしまい、
丘の上がこの世界での(新しい)横浜となっている
(#0)。
今はゆったり時のながれる「人の街」(1-P22)
- ラジオ
- この物語の隠れた小物です。
アルファさんの家にはラジオがあり、
彼女は自分の部屋や店へ運んで使用しているようです。
このラジオは丸みを帯びた、少しレトロなデザインです。
これに限らず、この物語に登場するスクーターや車などには、
レトロなデザインの物が多いです。
色はアニメでは黒です。
- 路面電車
- この世界においては速度の速い交通機関はあまりなく、
これがこの物語の時間の流れをゆったりとしたものとしています。
このため、電車もリニアや新幹線のようなものではなく、路面電車です。
「第三京浜線」の存在が確認されていますが、
他にも路線が存在するという説が有力です。
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